GBR法とは?

GBR法

GBR法とは「Guided Bone Regeneration」の略で日本語では「骨再生誘導法」と言います。
この手法は、骨の幅が5mm以下の薄い人に用いられます。
つまり「インプラントを埋め込むには表側の骨の量が足らない」という状況です。
歯周病等で骨が失われた部位に人工骨や自家骨を移植し、骨の再生を図る治療のことで、歯周組織再生療法の1つです。
歯槽骨(土台)が明らかに欠損していたり、衰えたりしている場合、使用できないこともあります。

人工骨

人工骨は骨補填材(骨生成材)のことで
・ハイドロキシアパタイト
・B-TCP
が多く用いられます。
残念ながら、治療の成功率は自家骨には劣ってしまいます。

自家骨

インプラント治療で多く使用される自家骨は
・腸骨
・顎角部
・オトガイ部
の骨です。
これらの骨を採取後、細かく砕いて使用します。

治療方法・期間

この治療は
・事前に骨の厚みを作ってからインプラントを埋め込む方法
・インプラントを埋め込むと同時に施術を行う方法
の2種類があります。

人工骨(骨補填材)または人工骨を填入
    ↓
メンブレン(人工膜)で覆う
    ↓
メンブレンが動かないようスクリューで固定
メンブレンを置かないことや、吸収性のメンブレンを利用する場合もあります。
また、治療時にPRP(多血小板血漿)が併用されることもあります。

約4~6ヶ月で新生歯槽骨が再生し、インプラントが安定します。