骨不足でインプラントできなかったら

骨移植

歯槽骨の量が不足している場合に他の場所から骨を採取し補う治療法です。

骨移植とは骨の再生を図る治療で歯周組織再生療法のひとつです。歯槽膿漏や虫歯などで歯を失うと歯ぐきが痩せたように見えますが、これは歯を支えていた骨が溶け細くなってしまうことが原因です。このような場合は骨や歯ぐきを移植することで元の健康な状態に戻すことができます。移植する骨は本人から採取する場合が多く手術の範囲は限られます。術前の最初の段階で骨の量や幅を把握する必要があるのですが、外から見て歯肉が十分な厚みがあるからといっても、中の歯槽骨は吸収が進んでいて見た目ほど骨がないケースもありますので、レントゲンなどで精査する必要があります。骨を移植する部位の周囲に歯周病や虫歯がある場合は、先に治療してから移植をしないと移植部が感染してしまう場合もあります。骨を採取する場所は下顎の中央部または下顎枝部からで、採取方法は歯肉を切開した後にドリルで削ったりノミを使って取っていきます。採取したところはそのままにしておけば自然に元の状態に戻ります。そして骨の不足しているところにチタン製のネジを使い採取した骨を止めます。その後歯肉を元の位置に戻して糸で縫い、移植した骨と歯槽骨が同化したらチタン製のネジを除去します。下顎で4~5ヶ月、上顎で6~8ヶ月ほどの期間で骨が結合されます。骨が結合されていることを確認したらネジを除去し、これでインプラントの手術を行うことができるようになります。